電子書籍における「伊藤計劃以後」とは?
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「伊藤計劃以後」なんて言葉があります。
なので、以前のポイント還元セールで買ったと思われる『ハーモニー』をチラッと見てみました。
なにこれ? バグじゃないの?
電子書籍を作成している人なら、EPUBファイルがXHTMLで出来ていることを知っているかと思います。
なので、正しくないXHTMLの文法を記述したため、EPUB(mobi)の表示がバグってしまったのではないかと疑ってしまうわけです。
でも、実はこれ、あえてそうしているんですよね。
まれに、伊藤計劃『ハーモニー』を電子書籍でお買い上げくださったお客様から、冒頭部分の表示はバグではないのかというお問い合わせをいただきますが、あれは著者が意図した表記です。電子書籍ならではのお問い合わせですね。
— 早川書房 (@Hayakawashobo) 2014, 3月 22
確かに、タイトルからして『<harmony/>』ってなっているし。
『ハーモニー』はetmlという記法で書かれた物語となっているそうです。
英語に翻訳されたら、lang=jaのところは、lang=enになるのかな?
英語版で「なか見!検索」してみたら、lang=enが追加されていました。
アルファベットが多いから、横書きの方が読みやすいなぁ……。
ということで、「伊藤計劃以後」というのは、「伊藤計劃以後に電子書籍を作る人はマークアップ言語が気になる」ということだと解釈しました(笑)。