暖かい樹のブログ

楠樹暖の覚書

星くずのフラグメンツたなごころのたわごと閃きのフラッシュフィクションズ

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

鈴木みそ『でんしょのはなし』

漫画家の鈴木みそ先生が電子書籍に関わる色んな人に話を聞いて回るルポ漫画です。 でんしょのはなし (マイクロマガジン☆コミックス) 作者: 鈴木みそ 出版社/メーカー: マイクロマガジン社 発売日: 2015/06/27 メディア: コミック この商品を含むブログ (1件)…

『萌えロゴデザインぱーふぇくとまにゅある』

アニメやラノベのタイトルに使われているロゴを解説した本です。 萌えロゴデザインぱーふぇくとまにゅある 作者: 萌えロゴ制作委員会 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション 発売日: 2015/04/17 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見…

著作権表記の方法について

著作権の表記方法ですが、自分は折本では「©KUSUNOKI Dan」としています。©はCopyrightの略です。なので、「Copyright©」とか書くと二重表現になってしまいます。©は(c)とも書きますが、これはShift JISだと©が出せないのが理由だと思いますので、Unicodeな…

文体診断ロゴーンにかけてみた

文体診断ロゴーンというのに自分の文章を診断してもらいました。 対象に選んだのは、拙作『リトープスとの日々』と『神罰の予約』です。 『リトープスとの日々』 一致指数ベスト31 井上ひさし 84.32 阿刀田高 84.23 海野十三 82.3文章評価1 文章の読みやす…

折本『妖怪ダニッチ』

妖怪(?)の話を集めた折本です。 過去に、楠樹式折本(16ページ)で出した折本の楠樹式豆本(32ページ)化したものです。 掌編12作で、表題作はダニッチ・ホラーとなっております。 ネットプリント(セブンイレブン) ネットプリントの操作方法 予約番号:63842721 …

Kindleでページいっぱいの画像(完結編?)

先日の記事の続きです。 <a href="http://kusunokidan.hatenablog.jp/entry/2015/06/23/222541">Kindleでページいっぱいの画像 - 暖かい樹のブログ</a>kusunokidan.hatenablog.jp アップロードしてみました。 どうやら『星くずのフラグメンツ』は「widht:100%」のもののようでした。 結論からいうと、KDPでは「widht:100%」でいいよ…

住野よる『君の膵臓を食べたい』

タイトルが気になっていた『君の膵臓を食べたい』読みました。 ネタバレすると、ヒロインの子は死にます。 最初のページから、いや、最初の一文からヒロインの子の葬式の話です。 ということで、変にファンタジーで、奇跡のチカラで病気が治るとかそういった…

Kindleでページいっぱいの画像

電子書籍を作っていて、ページいっぱいに広がるはずの画像がKindle Previewerで思うように表示してくれません。画面より小さくなるのです(直接原因は画像サイズを小さくしているため)。 Adobe Digital Edition(3.0)で見るとちゃんと表示してくれるのに。 ど…

新作電書の表紙案

昨日の記事に対して、背景を暗くしてはどうかという意見を頂きました。 新作の作電子書籍を作成中 - 暖かい樹のブログkusunokidan.hatenablog.jp ということで、背景を入れ替えたパターンをいくつか…… 「青空」「夜空」「キラキラ」 「竹」「木」「森」 背景…

新作の作電子書籍を作成中

電子書籍化していない折本も溜まってきたので新しい本を出そうかと考えました。 ということで、現在まとめ中です。 この半年で折本化した15タイトルを一冊にまとめます。 タイトルは、『たなごころのたわごと』(仮)です。 表紙を作成中です。 コンセプトとし…

折本『絶対無休のワーカホリック』

お仕事関係の話を集めた折本です。 表紙は、よく見かける登場人物の背景が登場人物のアップというのにしてみました。 技法の名前も知らないし、表紙に使っていい技法なのかはよく分かりません(^^;) 楠樹式折本(16ページ)です。 一回登録して、試し刷りしたと…

『ライトノベルのための日本語表現』

教科書的な本を紹介してきましたが、今回紹介するのはホントに教科書みたいな本です。 これだけは覚えておきたいライトノベルのための日本語表現 作者: 榎本秋,諸星崇,榎本事務所 出版社/メーカー: 秀和システム 発売日: 2012/12 メディア: 単行本 購入: 1人…

『ノベルゲームのシナリオ作成技法』

昨日は、文章を書くときに人にはそれぞれ教科書にしている本があるという話で『理科系の作文技術』を紹介しましたが、自分がベースにしているのはもう一冊あります。 『ノベルゲームのシナリオ作成技法』です。 ノベルゲームのシナリオ作成技法 作者: 涼元悠…

『理科系の作文技術』

文章を書くときに、人にはそれぞれ教科書にしている本があると思います。 自分の場合は、木下是雄『理科系の作文技術』です。 理科系の作文技術 (中公新書 (624)) 作者: 木下是雄 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 1981/01 メディア: 新書 購入: 107人…

『荒木飛呂彦の漫画術』

荒木飛呂彦先生の創作指南書を読みました。 荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書) 作者: 荒木飛呂彦 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2015/04/17 メディア: 新書 この商品を含むブログ (19件) を見る 荒木飛呂彦先生の作品は、まず『魔少年ビーティー』 に心を…

表紙描画ツール紹介

電子書籍や折本の表紙作成に使っているツールを紹介します。 自分が主に使うのは三つです。 コミPo!ペイント GIMP では、個別に紹介していきます。 コミPo! 一番よく使うのは圧倒的にコミPo!です。 本来はマンガを描くツールですが、一枚絵を描くのに使って…

映画『ソラリス』(ソダーバーグ版)

『ソラリス』解説コンテストが盛り上がっていたので映画『ソラリス』(ソダーバーグ版)を見ました。以前NHK-BSでやっていたのを録画しておいたものです。 ソラリス (ハヤカワ文庫SF) 作者: スタニスワフレム 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2015/05/29 メ…

『暖かい樹の奇談集』表紙修正

淡波さんのブログで「セルフ作家のための表紙ワークショップ」というのをやっていたので申し込みました。 電子書籍の表紙を添削してくれるというものです。 申し込んだのは『暖かい樹の奇談集』の表紙です。 素材としている樹は鈴鹿市の「長太の大楠」です。…

折本『サイコパシーシンパシー』

ちょっと異常な登場人物の出てくる、少しグロい掌編集です。 登場人物はサイコパスかというと違う気もするのですが、「パシー」と韻を踏みたかったのでこのタイトルのままでいきます。 表紙は、シャフト角度(シャフ度)を取り入れてみました。 「殺し」をキー…

ココロのスキーマ、お埋めします

認知科学でスキーマという概念があります。 その人が持っている知識の枠組みのようなものです。 人間は何かがあると、自分が持っているその事象に似たスキーマを元に行動を決定します。 スキーマは抽象化されたものなので、実際の事象とは違う場合が多いです…

本のページ番号について

本のページ番号は、表紙や目次を除いた本文から1ページ、2ページと振っていくと思っていたのですが、最近別のルールもあることを知りました。 縦書きの本の場合、左側のページが奇数ページ、右側のページが偶数ページ。 横書きの本の場合、左側のページが…

メンタルモデルを持とう

メンタルモデルと言っても、軍艦が擬人化したものではありません。 「これこれこういった時には、こうしよう」というモデルです。 これを心の中に構築しておけば経験したことのないシチュエーションでも対応が取れるはずです。 これを創作に当てはめてみます…

リバースプロッティング

「リバースエンジニアリング」という手法があります。 機械を分解したり、製品の動作を観察したり、ソフトウェアの動作を解析するなどして、製品の構造を分析し、そこから製造方法や動作原理、設計図、ソースコードなどを調査する事である。 (Wikipediaより)…

『まどかマギカ』とP.K.ディック

この記事には、『魔法少女まどかマギカ』、『劇場版 魔法少女まどかマギカ 叛逆の物語』およびP.K.ディックの諸作品についてネタバレがありますので注意してください。

水生大海『少女たちの羅針盤』

水生大海先生のデビュー作『少女たちの羅針盤』を今更ながら読みました。 少女たちの羅針盤 (光文社文庫) 作者: 水生大海 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2012/09/12 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (5件) を見る この作品は映画化もされています。 …

折本『華氏758』

以前に楠樹式折本(16ページ)で出した折本を楠樹式豆本(32ページ)にしたものです。 ディストピア掌編12本入り。 タイトルから分かるように『華氏451』のオマージュ作品です。 華氏451度 ハヤカワ文庫SF 作者: レイ・ブラッドベリ,宇野利泰 出版社/メーカー: …

泣きの文法

先日思いつきで書いた「泣きの文法」を考えてみたいと思います。 「泣きの文法」とは読んだ人を泣かせるための手法とでも言うものでしょうか。 コレコレこうしたら人は泣くっていうものです。 言語学でチョムスキーの生成文法というものがあります。人間は生…

スタニスワフ・レム『泰平ヨンの未来学会議』

映画『コングレス未来学会議』の原作です。 映画のあらすじと、原作のあらすじが全然違うのですが……。 泰平ヨンの未来学会議〔改訳版〕 (ハヤカワ文庫SF) 作者: スタニスワフ・レム,深見弾,大野典宏 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2015/05/22 メディア:…

ケン・リュウ『紙の動物園』

ケン・リュウ『紙の動物園』を読みました。SF短編集です。SFというよりもファンタジーっていう作品もあります。 表題作でもある『紙の動物園』を読んでグッとハートを鷲掴みにされました。 ケン・リュウ『紙の動物園』読了。東洋的なSF短編集。一つ一つが…

折本『ドローンハンター』

最近話題のドローンを題材に書いたTwitter小説10編をまとめました。 ドローンを捕えるドローンハンターという職業がある世界観です。 イメージ的には星野之宣先生の『ベムハンターソード』のドローン版です。 表紙はコミPo!を使って描いています。 ドローン…