暖かい樹のブログ

楠樹暖の覚書

星くずのフラグメンツたなごころのたわごと閃きのフラッシュフィクションズ

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

折本『十二天守記』

以前、8ページ折本や、楠樹式豆本(32ページ)で出した作品の楠樹式折本(16ページ)版です。 収まりきらなかった序文は表紙の下に帯のように書きました。 城の擬人化とは違います。お城は、守護天使ならぬ守護天守という設定です。 掌編12本ですが、一本一本の…

『赤塚不二夫 実験マンガ集』

赤塚不二夫先生の実験的なマンガを選りすぐった作品集です。 『天才バカボン』はアニメは見たことがあるのですが、マンガはそんなに読んだ覚えがなかったりします。結構マンガはやりたい放題だったというのは知識としてありましたのでちゃんと読んでみたいと…

折本『大きな傘の清掃日誌』

以前、楠樹式折本で出していたものを楠樹式豆本化したものです。 前の表紙をそのまま使ったらやたらと文字が小さくて潰れてしまったので、少し文字を大きくしています。 ちなみに電子書籍版もあります。↓ 大きな傘の清掃日誌 作者: 楠樹暖 出版社/メーカー: …

キャラクターの名前付け

掌編とかショートショートではキャラクターに名前を付けずに「彼」とか、「男」とか表現していたのですが、そろそろ長めの話でもと思い、名前を調べ始めたところです。 しかし、これが難しい。 実際にリアルに知っている人の苗字だと、その人をモデルにした…

折本『凍りついた時間』

8ページ折本です。 「あり得ない出来事」をテーマに書いたショートショートです。 このテーマにピンと来た人も居ると思います。 そうです。公募ガイドのTO-BE小説工房のお題です。 えーと公募ガイド12月号に名前がないということはそういうことです……。 物語…

野﨑まど『野﨑まど劇場』

実験的な短編がたくさん載っているライトノベルです。 個人的には一番最初に載っている『Gunfight at the Deadman city』が好みです。 西部劇のガンマン同士の決斗なのですが、記号を使って状況を説明するのです。 説明するのは面倒なので手に取って読んでみ…

小石川ふみ『まんがの装丁屋』

事前情報なく本屋でジャケ買いしたものです。 まんがの表紙をデザインする会社の人たちを描く四コマ漫画です。 自分も、折本や電子書籍の表紙を作っているので少なからず役立つかと。 作中、気に入ったのが次のセリフです。 たくさんの中からなーんか気にな…

要素分解共鳴結合(星新一の創作秘伝)

『星新一 空想工房へようこそ』という本を読んでいたら星新一先生の創作の秘密が書いてありました。 こうしてメモの山から言葉をもみ続けると、「やがて神がかり状態がおとずれてくる」。頭の中で異様な言葉の組み合わせができては消え、見込みのありそうな…

折本『たなごころのたわごと(horirium式折本版)』

電子書籍『たなごころのたわごと』から抜粋したセレクション折本です。 horirium式折本(16ページ)です。 同じ材料から、楠樹式折本とhoririum式折本を作ろうとしていたので表紙のタイトルは「抄本版」となっています(^^;)。 その時の記事はコチラ kusunokida…

horirium式折本の折り方

horirium式折本は一見すると切る箇所が複雑で、定規を当てないと切れないような雰囲気です。 でも、やり方を工夫すると定規を使わなくても、カッターナイフで4回切るだけで済むようにできます。 以下に、その方法を紹介します。 まずは完成形をイメージしま…

石原宙『世界で2番目におもしろいライトノベル。』

『8番目のカフェテリアガール』が面白かったので注目している石原宙先生の新作が出ました。 世界で2番目におもしろいライトノベル。 (ダッシュエックス文庫) 作者: 石原宙,H2SO4 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2015/10/23 メディア: 文庫 この商品を含む…

ゲームブック電子書籍『二人称勇者の冒険』

ゲームブック電子書籍『二人称勇者の冒険』BOOK☆WALKERでも取り扱いになりました。 無料です。 bookwalker.jp 楽天Koboでは前から出してました。 books.rakuten.co.jp BOOK☆WALKERで出すのにあたり、BOOK☆WALKERアプリで見てみたら、改行だけの行が無くなっ…