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『荒木飛呂彦の漫画術』

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 荒木飛呂彦先生の創作指南書を読みました。

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)

 

荒木飛呂彦先生の作品は、まず『魔少年ビーティー』 に心を奪われました。

しばらくして連載が始まった『バオー来訪者』、これは技名が長くて、今で言う中二病の走りのようなものでしょうか。

バオー来訪者』単行本にして2巻だけですが、話は完結していて、ハッピーエンドを予感させる終わり方で、ジャンプにしてはすごくいい終わり方だったんではないでしょうか。

で、『荒木飛呂彦の漫画術』の話に戻ります。

読み終わって頭に残っているのは

  • 1ページ目をちゃんと書こう
  • 世界観をちゃんとしよう

ということでしょうか。

1ページ目をちゃんと書こうというのは、1ページだけ見て読むのをやめてしまう人が居るということです。小説に当てはめると書き出しをちゃんと書こうというところですか。キャッチーな書き出しだと続く本文も読んでもらえるかと思います。

FMのラジオ番組のAVANTIでも書き出しの話がありました(vol.342)。

 

世界観をちゃんとしようという話は、鈴木輝一郎先生の小説論でも「設定厨になれ」っていうのがありました。

 

 ちなみに、『荒木飛呂彦の漫画論』の中に出ている「基本四大構造」ですが、

  1. キャラクター
  2. ストーリー
  3. 世界観
  4. テーマ

となっていますが、『何が何でも新人賞獲らせます』の中では

  1. 文章
  2. キャラクター
  3. ストーリー
  4. 世界観

となっています。結構似ていますね。