南條竹則『吾輩は猫画家である ルイス・ウェイン伝』
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先日の飲み会でルイス・ウェインという猫を擬人化した絵を描いていた人を紹介されました。
その辺をまとめて載せている南條竹則『吾輩は猫画家である ルイス・ウェイン伝』を読みました。読んだというより見ました。
まずは冒頭、夏目漱石『吾輩は猫である』の中に絵はがきが出てくるのですが、それのモデルになった絵はがきが実際にイギリスに存在しいたという話からスタートします。
その絵はがきを書いたのがイギリスのルイス・ウェインという画家です。
当時はすごく人気があったそうです。
で、自分が興味深かったのはルイス・ウェインの後期です。
妹の死をきっかけに分裂病になったルイス・ウェインは病院の中でも猫の絵を描き続けました。
でも、今まで描いていた猫の絵とは作風がガラッと変わっていたのです。
病気前
背景がヤバくなってきます
輪郭がヤバいです
ヤバイヤバイ……
もはや何かわかりません
病気後の猫は「万華鏡猫」とも呼ばれるそうです。
曼荼羅やゼンタングルにも見えますね。もしくはフラクタルの画像とか。
コリン・ウィルソンが取り上げていても、おかしくない感じです。