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暖かい樹のブログ

楠樹暖の覚書

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『華氏451度』と真空チューブ列車

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『華氏415度』を新約で読んでいる最中なのですが、気になるところがあったら旧約と比較したり、洋書と比較したりしてます。

で、今日気になったのは主人公の通勤手段です。映画版のイメージではモノレールですが、小説では地下鉄になっています。よく読むとタダの地下鉄ではなく、真空チューブ列車のようです。

真空チューブ列車 - Wikipedia

真空チューブ列車というを簡単に説明すると、空気抵抗を減らすためにチューブの中を真空にしてそこに列車を走らせるというものです。

確か、名城大学で研究していたはずとググってみたら……

第4部 第1回 音速への挑戦|名城大学物語|名城大学

1970年に名古屋で「国際SFシンポジウム」っていうのを開催していて、そこで話し合われてたようです。

何気に奥が深い……。

ちなみに原著では

lubricated flue

となっている箇所が、新約版では

油をひいた地中の送管

となっています。

ルブリカントは潤滑油なので直訳するとそうなのですが、ここは「真空で空気抵抗が少ない」ことの暗喩として「潤滑油」と捉えるほうが妥当かと思われます。

 

華氏451度〔新訳版〕

華氏451度〔新訳版〕