Wordからhoririum式折本作成方法
【はじめに】
WordとフリーのPDF面付けツールPDFin1を使って、horirium式折本(16ページ)を作る手順を紹介します(Windows用のみ)。
A4サイズがA8サイズになるので√2の4乗=4で、各ページは1/4=25%の縮小になります。
【1:余白】
プリントは5mmの余白を残す必要があります。余裕を持たせて6mmにします。
【2:ページ設定】
Wordの余白を6mm×4≒24mmにします。
ページ下はページ番号の分広めにとってあります。
【3:フォント設定】
フォントサイズの完成形を8ptとすると、8pt×4=32ptにします。
【4:本文】
表紙や本文を書きます。
【5:エクスポート】
[ファイル]-[エクスポート]-[PDF/XPSドキュメントの作成]でPDFファイルを作成します。
【6:PDFオプション】
そのままだとフォントが埋め込まれないので、PDFのオプションを変更します。
【7:フォント埋め込み】
[PDFのオプション]で、[ISO19005-1に準拠(PDF/A)]にチェックを入れます。
【8:PDF】
16ページのPDFができました。
【9:PDFin1】
PDF面付けツールPDFin1を起動し、[horirium式折本16ページ]を選択してPDFを変換します。
【10:完成】
A4一枚に16ページ分が面付されたPDFができあがります。
【おわりに】
Wordでなくても、PDFが出力できるなら、ExcelでもPowerPointでも一太郎でも何でもできると思います。
今回PDFを作成するときに使用したWordのテンプレートを織豊出版のホームページに置きました。折本作成にお使いください。
【おまけ】
楠樹式折本用のPDFから、そのままhoririum式折本が作れるかと思ったのですが、やってみるとページ下端のページ番号が消えるページが出てきました。
理由は四辺の印刷されない5mmに入ったからです。
楠樹式折本の場合は、ページ下端は四辺にはなりません。なので、折り目ギリギリまで使えます。6mmの空白を空けて、そこにページ番号を書くようにしています。
horirium式折本の場合は、四辺に行く場合も出てくるので、一律6mm空けるようにテンプレートを修正しました。なので本文スペースが少し減っています。