暖かい樹のブログ

楠樹暖の覚書

星くずのフラグメンツたなごころのたわごと閃きのフラッシュフィクションズ

感想

弍杏『神様とゆく!11泊12日小説を救うための読書の旅』考察

『神様とゆく!11泊12日小説を救うための読書の旅』 隙間社さんから出ている弍杏先生の本を読みました。 小説が面白くないからすべて燃やしてしまおうとする神様に対して、今まで読んだ本10冊をプレゼンして小説を救おうとする女の子の話。 居候マスコッ…

藤崎ほつま『キミのココロについてボクが知っている二、三の事柄』

『キミコロ』こと『キミのココロについてボクが知っている二、三の事柄』読みました。面白かったです。 わりとボリュームがありますがお値段無料です。 紹介文はあまり読んでなく、予備知識としては男の子同士の心が繋がる、でした。 で、いくつか予想と違っ…

『赤塚不二夫 実験マンガ集』

赤塚不二夫先生の実験的なマンガを選りすぐった作品集です。 『天才バカボン』はアニメは見たことがあるのですが、マンガはそんなに読んだ覚えがなかったりします。結構マンガはやりたい放題だったというのは知識としてありましたのでちゃんと読んでみたいと…

野﨑まど『野﨑まど劇場』

実験的な短編がたくさん載っているライトノベルです。 個人的には一番最初に載っている『Gunfight at the Deadman city』が好みです。 西部劇のガンマン同士の決斗なのですが、記号を使って状況を説明するのです。 説明するのは面倒なので手に取って読んでみ…

小石川ふみ『まんがの装丁屋』

事前情報なく本屋でジャケ買いしたものです。 まんがの表紙をデザインする会社の人たちを描く四コマ漫画です。 自分も、折本や電子書籍の表紙を作っているので少なからず役立つかと。 作中、気に入ったのが次のセリフです。 たくさんの中からなーんか気にな…

石原宙『世界で2番目におもしろいライトノベル。』

『8番目のカフェテリアガール』が面白かったので注目している石原宙先生の新作が出ました。 世界で2番目におもしろいライトノベル。 (ダッシュエックス文庫) 作者: 石原宙,H2SO4 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2015/10/23 メディア: 文庫 この商品を含む…

『重版出来!』6巻

『重版出来!』読み方は「じゅうはんでき」ではなく、「じゅうはんしゅったい」です。 主人公はマンガの編集さんです。 6巻もいい話でした。 見るなと言われていたネットの書き込みを読んで書けなくなった漫画家の話、汲み取る力が優れていてもアウトプット…

映画『バクマン。』

『バクマン。』の実写映画観ました。『アオイホノオ』もそうだけど、実写が似合う作品でした。この調子で『G戦場ヘブンズドア』も映画化されないかな。 キャストですが、発表された当初はサイコーとシュージンは逆の方がいいんじゃないかとも思ったのですが…

映画『思い出のマーニー』

映画館でやっていたときは女の子の友情を描いた百合っぽい話かと思って見に行かなかったけど、地上波で放送したのを見ました。これはかなり面白い! 自分が受けた印象からストーリーを紹介すると “病気療養で海辺の町に来た少女が誰も住んでいない屋敷に住む…

淡波亮作『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』

淡波さんがブログで連載していた児童文学が遂に完結! フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん 児童文学は自分の範疇ではないのですが、これは是非触れておきたいことだと思ったので書きます。 凄いのは、まず完結したこと(まぁ完結した作…

映画『屍者の帝国』

「Project Itoh」の映画第1弾『屍者の帝国』を見ました。 第2弾は『虐殺器官』の予定でしたが、製作会社が潰れたため繰り上がりで『ハーモニー』になります。 作品中の年代が古い順番に公開の予定だったのですが……。 『屍者の帝国』の基本的なところから書き…

弍杏『文中の(  )にあてはまる文字を入れなさい』

隙間社さんの電子書籍第2弾。 電書界隈では、一人称が「弊社」のTwitterアカウントが有名? 文中の( )にあてはまる文字を入れなさい (隙間社電書) 作者: 弍杏 出版社/メーカー: 隙間社 発売日: 2015/09/23 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る…

『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』

有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいのマンガで読む。 作者: ドリヤス工場 出版社/メーカー: リイド社 発売日: 2015/09/11 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 有名な文学作品25作を一作あたり10ページくらいの漫画にしたものです(タイ…

映画『進撃の巨人 エンド オブ ザ ワールド』

映画『進撃の巨人』後編見てきました。4DXです。 今回は、血しぶき(霧吹き)が多かった気がします。 あと、背中のダメージ(肩たたき)がビクッとします。 さて後編ですが、原作とは全然違った展開ですね。 リヴァイ他のキャラクターの名前が変更されているのは…

映画『キングスマン』

Twitterのタイムラインで評判だった『キングスマン』見てきました。結論から言うと大当たり!軽くネタバレしますので要注意。スパイものですが、ベテランが若手を育てて、若手が活躍するというものです。あっ、育ててはないか……。精神的な師匠ということで。…

手塚治虫『手塚治虫ランド』

『ガラスの地球を救え』を発掘した時に一緒に発掘した『手塚治虫ランド』 手塚治虫ランド (1977年) 作者: 手塚治虫 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 1977/08 メディア: ? この商品を含むブログを見る 手塚治虫先生の書いた文や、絵をまとめたものです。 …

手塚治虫『ガラスの地球を救え』

田中啓文先生の『イルカは笑う』に収録の『ガラスの地球を救え』ですが、手塚治虫先生の同名の本を持っていたはず、と探したらありました。ガラスの地球を救え―二十一世紀の君たちへ (知恵の森文庫)作者: 手塚治虫出版社/メーカー: 光文社発売日: 1996/09メ…

田中啓文『イルカは笑う』

田中啓文先生の『イルカは笑う』購入。 表紙は「イルカがせめてきたぞっ」リスペクト(笑) https://t.co/4eNbChxgkx pic.twitter.com/3gfBJnIbxP— 楠樹 暖 (@kusunokidan) 2015, 9月 8 田中啓文先生の『イルカは笑う』読了。ヒドい小説だった(ホメ言葉)。ダジ…

『仮面ライダードライブ』の映画を見てきた

日曜日は劇場版『仮面ライダードライブ』を見てきました。 もう時期が遅かったのか、1日1本しか上映していなく、劇場特典も貰えませんでした。 気になったのは、主人公の未来の子供が千葉真一の息子だということ。へぇ〜。 『仮面ライダー』マンガ版、極めつ…

廣野由美子『批評理論入門』

『100分de名著』のフランケンシュタインの回の人が書いたフランケンシュタインの本です。 副題が〝『フランケンシュタイン』解剖講義〟となっているように、色々な批評の理論を『フランケンシュタイン』一冊を通して解説するというものです。 二部構成で、前…

南條竹則『吾輩は猫画家である ルイス・ウェイン伝』

先日の飲み会でルイス・ウェインという猫を擬人化した絵を描いていた人を紹介されました。 その辺をまとめて載せている南條竹則『吾輩は猫画家である ルイス・ウェイン伝』を読みました。読んだというより見ました。 吾輩は猫画家である ルイス・ウェイン伝 …

映画『紅い眼鏡』

NHKの『アニメ声優塾』が千葉繁さんでしたので……。千葉繁さんと言えば声優ですが、実写映画にも出演してました。『紅い眼鏡』です。元々はアニメ版『うる星やつら』に登場するメガネというキャラが、プロテクターのようなのを着て武装してた回があって、それ…

映画『海街diary』

一人だったら見に行かなかったと思う映画ですが、原作を読んでいる人間と一緒に行くことになりました。 この手の映画は途中で寝てしまいそうですが……全然寝なかったです。というか、終始色んなことを考えさせられていたからだと思います。 どういうことを考…

映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』

実写版『進撃の巨人』前編見てきました。4DXです。4DXなので3Dかと思ったら2Dでした。 4DXはまずお尻にビリビリきます。そしてグワングワンと体を揺さぶられます。何かが体の近くを飛んだら、耳元でプシューと風が来ます。血しぶきの時に水しぶきが飛んでき…

施川ユウキ『バーナード嬢曰く。』

Twitterのタイムラインに流れてきた『バーナード嬢曰く。』、ググってみたら面白そうだったので買いました。実際読んでみたムチャクチャ面白かったです。 物語は、図書室の中で、本を読んでるアピールをする女の子(実は読んでいない)と、それを見ている男の…

レイ・ブラッドベリ『華氏451度』

第3回名古屋SF読書会の課題図書です。 『華氏451度』は焚書の話というのは基本情報として知っていました。映画版は子供の頃にテレビでやっていたのの最後のシーンだけ見たことがありました。 今年の2月に名古屋シネマテークでリバイバル上映していたので見に…

映画『コングレス未来学会議』

『コングレス未来学会議』見ました。原作はスタニスワフ・レムの『太平ヨンの未来学会議』ですが、主人公の泰平ヨンは出てきません。女優をスキャンしてっていうオリジナルな話です。 原作について書いた過去記事↓ スタニスワフ・レム『泰平ヨンの未来学会議…

ゾンビ三部作と小室孝太郎『ワースト』

まずはゾンビ物のおさらいをしましょう。 有名なところでロメロ監督のゾンビ三部作というのがあります。 ナイト・オブ・ザ・リビングデッド ゾンビ 死霊のえじき それぞれ原題は、 Night of the Living Dead Dawn of the Dead Day of the Dead と、夜、夜明…

かじいたかし『僕の妹は漢字が読める』

前から気になっていたラノベを読みました。 僕の妹は漢字が読める (HJ文庫) 作者: かじいたかし,皆村春樹 出版社/メーカー: ホビージャパン 発売日: 2011/06/30 メディア: 文庫 購入: 16人 クリック: 1,358回 この商品を含むブログ (89件) を見る でも、その…

野村美月『下読み男子と投稿女子』

タイトルでジャケ買いしたラノベです。 下読み男子と投稿女子 -優しい空が見た、内気な海の話。 (ファミ通文庫) 作者: 野村美月,えいひ 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン 発売日: 2015/06/29 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る …

映画『チャッピー』

映画 『チャッピー』について若干ネタバレ的に書きます。 チャッピーは廃棄された警察(?)ロボットに開発したばかりのAIを搭載したものです。 最初は怯える小動物みたいな感じでしたが、どんどん知識を得ていきます。 そのうちにバッテリーが壊れて取り替え不…

アニメ『がっこうぐらし!』にやられた

Twitterで話題になっていたアニメ『がっこうぐらし!』を前知識なしで見ました。 原作は、『まんがタイムきらら』系で、いわゆる萌え系です。 がっこうぐらし! 1巻 (まんがタイムKRコミックス) 作者: 海法紀光(ニトロプラス),千葉サドル 出版社/メーカー…

映画『マッドマックス 怒りのデスロード』

Twitterでも評価が高い『マッドマックス』見てきました。 過去作はTVで見たはず。詳しい内容は覚えていませんが(^^;)。 1作目:現代の刑事物。印象に残っているのはラストの手錠のくだり。 2作目:なぜか唐突に世紀末。 3作目:見たはずなんだけど覚えがない…

女性作家・評論家によるパネル 2015

椙山女学園大学の『女性作家・評論家によるパネル 2015』聴いてきました。面白かったです。 堀田あけみ/水生大海/吉川トリコ/後藤みわこ/大矢博子(敬称略)による打ち合わせなしのなかばフ リートーク。 賞に応募の動機から始まって黒歴史の話やら小説に…

鈴木みそ『でんしょのはなし』

漫画家の鈴木みそ先生が電子書籍に関わる色んな人に話を聞いて回るルポ漫画です。 でんしょのはなし (マイクロマガジン☆コミックス) 作者: 鈴木みそ 出版社/メーカー: マイクロマガジン社 発売日: 2015/06/27 メディア: コミック この商品を含むブログ (1件)…

住野よる『君の膵臓を食べたい』

タイトルが気になっていた『君の膵臓を食べたい』読みました。 ネタバレすると、ヒロインの子は死にます。 最初のページから、いや、最初の一文からヒロインの子の葬式の話です。 ということで、変にファンタジーで、奇跡のチカラで病気が治るとかそういった…

『荒木飛呂彦の漫画術』

荒木飛呂彦先生の創作指南書を読みました。 荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書) 作者: 荒木飛呂彦 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2015/04/17 メディア: 新書 この商品を含むブログ (19件) を見る 荒木飛呂彦先生の作品は、まず『魔少年ビーティー』 に心を…

映画『ソラリス』(ソダーバーグ版)

『ソラリス』解説コンテストが盛り上がっていたので映画『ソラリス』(ソダーバーグ版)を見ました。以前NHK-BSでやっていたのを録画しておいたものです。 ソラリス (ハヤカワ文庫SF) 作者: スタニスワフレム 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2015/05/29 メ…

水生大海『少女たちの羅針盤』

水生大海先生のデビュー作『少女たちの羅針盤』を今更ながら読みました。 少女たちの羅針盤 (光文社文庫) 作者: 水生大海 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2012/09/12 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (5件) を見る この作品は映画化もされています。 …